数字の記録もやる気につながる

4月になって、近くにある大学のジムに行っています。年とともに衰えてくる筋肉を少しでも保ちたいという切ない(!?)願いがあるからです。
大学のジムなので、一般に開放しているのは、学生の使用が減る午後3時からです。ところが、午後3時に行くと、まだまだ混んでいるのです。新学期が始まって間もないこともあり、新入生(大学1年生)がたくさんいるようです。また、部活の先輩、サークルの先輩に連れられて来ている学生達もいます。まあ、そのうち飽きて、ジムは空いてくるだろうと高をくくっています。

さて、見ていると、多くの学生は記録をつけていません。ひたすら、マシンに向かっています。
私はというと、メモ用紙とペンを持ち込んで記録しています。時折、スマホの画面を見ている学生もいますので、その学生らはきっとスマホで記録をつけているのだと思います。が、あくまでそんなスマホで記録しているのは、少数なのです。

記録をつけない学生は、もう、すっかり頭にデータが入っているのかもしれませんが、私には、闇雲にマシンに向かっているだけのように見えました。
筋肉トレーニングは、その部位を使って持ち上げる最大の重さを知ることから始まります。MAXですね。
私は、普段のトレーニングは、そのMAXの70%~80%の重量で、10回×2~3セット行うようにしています。(いろいろな理論はあるのでしょうが、私はそうしています)

さて、
筋トレは、私にとっては単調なことのくり返しで面白いとは思えません。ですが、以前のMAXの記録を眺めていると、この記録を超えようという意欲がわくのです。また、トレーニングの記録をとることで、「前と同じ回数だけはがんばろう」という意欲をもったり、「おっ、この回数でも楽になったな」と自分の変容や向上がわかります。(今回も、5年前にとっておいたデータと比べると脚は衰えていずかえって向上していました。逆に、腕は衰えていました)

数字の記録って、意欲につながるのです。
万歩計が一番わかりやすいですね。毎日8000歩歩こうと決めていたら、7800歩ではくやしいじゃないですか。あと200歩稼ぐ(?)ために、散歩に出ます。

学級でも、数字の記録をとることは、子どもにとっても先生にとっても意欲につながります。
例えば、私は、漢字ミニテストの点数を毎回記録することで、「平均90点以上を目指そう」「全員100点を、いつかできるようにがんばろう」と思えました。
例えば、なわとびの二重跳びの回数の記録をとることで、もっと跳びたい、もっと跳びたいとやる気を高めた子がたくさんいました。

自分が重要だと思えることの数字の記録をとってみてください。