教師と社会貢献活動

今から、20年以上前、日本で初めて「ボランティア教育」に本格的に取り組んだのは、TOSS(Teachers’ Organization of Skill Sharing)という教育団体です。
以下、HPからの引用です。https://www.toss.or.jp/aidsvolunteer

「ボランティア教育」にはじめて取り組んだのもTOSSです。
それまでにもキリスト教系の私立学校でボランティア活動(奉仕活動)をしていた学校はあります。
しかし、「授業」としてのボランティア教育はありませんでした。
向山洋一は「教育の中には、人様のためになる教育もあっていいはずだ」「学校では、一年間でおよそ1000時間の授業がある。その中のたった3時間でも人様に役立つ教育をつくる必要がある」という思いを持ち、
「ジュニアボランティア教育」という概念を作りました。
TOSSの教師によって、「手話の授業」「車いすの授業」「点字の授業」などが開発されました。車いすの授業はその後、十台を使っての体育館での授業、校庭の全部を使っての授業、町へ出ての授業に発展していきました。(後略)」

この頃は、ボランティアについて学ぶ、体験するなんて当たり前のようになってきました。ある高校では、数時間ボランティアを行うことで、「単位」にしているとも聞きました。
もう、十分、社会的に認知されたのです。

さて
私が、クラスの子にボランティア教育を始めた頃、私自身にボランティアの経験がありませんでした。(当たり前です、だって、「ボランティア」という言葉さえ知らなかったのですから。)
これって、今から考えると、おかしなことだなって思います。
今は、ボランティア教育をする先生は、教える前に、何らかの社会貢献活動を行った経験を積んでほしいと思っています。

まあ、そんな教える「資格」論ではなく、学校という閉じた世界ではなく、他の子ども達や他の方々とつながることが楽しいなと思えるよう、たくさんの先生に社会貢献活動をやってほしいと思っています。

で、要は、今日、私は社会貢献活動として、敬老者を相手に「認知症予防脳トレ」を行ってきましたと、言いたいのです。
回りくどくて、ごめんなさい。