文学教材の指導に関連して 1

小学校の教師にとって、国語において、文学教材をどう指導していくかは、かなり悩ましいものだと思います。

小学校の学習指導要領の解説編にある指導事項を引用します。
低学年の文学的な文章の解釈に関する指導事項
・ 物語などを読む場合には,時間や場所,問題状況などの設定,情景や場面の様子の変化,主人公などの登場人物,登場人物の性格や行動,会話及び心情の変化,事件の
展開と解決などの基本的な構成要素を理解していくことが必要である。
中学年の文学的な文章の解釈に関する指導事項
・ 物語の場面の移り変わりに注意しながら,登場人物の性格や気持ちの変化,情景などについて想像して読むことを示している。
高学年の文学的な文章の解釈に関する指導事項… 続きを読む

あれば便利?

なくても心底困ることはないけれど、しかし、あれば便利なものってあります。
少しググってみると、
・ダンボールカッター
・乾電池チェッカー
・なべつかみ
などなどなど・・・。

確かに、あれば便利だろうけど、他のもので代用したり、他の方法で行ったりできます。
ただし、その場にあれば、便利で使いたいですね。

教育の技術にも、同じことがあります。
例えば、「わらべ歌」です。… 続きを読む

強い声 通る声

教育実習生を受け持った私の教育サークルのメンバーが、実習日誌のコメントにおいて、「教師の声」について書いていました。
確かに、教師の仕事は、「話す」のが圧倒的に多い仕事です。ですから、「声」について意識する必要があります。

まず、これは女の先生に多いのですが、キンキンと高い声は教室の落ち着きを損ねると私は考えています。しーんとした中では、やはり、少し低めに調整して話した方が落ち着きますし、子どもにとって聞きとりやすくなります。
子ども達のテンションを上げたいときは声のトーンを高めに、逆に、テンションを下げて落ち着かせたいときは、声のトーンを低めにするのです。
また、声のトーンを高くしてアピールし、声のトーンを低くして共感を得るということもあります。

次に、大きな声はいつもいつも必要なわけではありません。よく、初任の先生が、4月5月に声をからすのは、四六時中大きな声を出しているからです。
大きな声と小さな声の使い分けが大切です。… 続きを読む