授業で「たまご石」?をつくる方法

前回の記事では、「たまご石」を紹介しましたが、今回は、授業で「たまご石」(もどき)を作る方法を紹介します。

5年生理科の「川の流れのはたらき」の課題の一つに、「石が丸くなる原因」があります。なぜ、下流になるにつれて石が丸くなるのか?です。
この問いに対して、子どもからは、だいたい二つの答えが出されます。
一つ目は、水の流れで角がけずられた、というもの。
二つ目は、石と石がぶつかって角が削られた、というもの。

答えは、石と石がぶつかって角が削られた、なのですか。が、どんな実験をすれば、子どもはストンと納得するでしょう。
そんな実験があるのです。生け花用吸水スポンジを使う方法です。
(『「理科」授業の新法則 5年生 学芸みらい社』が出典となります。)
生け花用吸水スポンジは、アマゾンに売っています。「生け花 オアシス」で検索すると、わかります。

やり方は、
① これを2cm角の立方体にカッターで切ります。
② しっかりふたのできるビンに5個入れ、水を半分くらい入れます。
③ 振った数を数えながら、シャカシャカ振ります。
です。

不思議、不思議。振っていくにつれて丸くなっていくのです。
0回、50回、100、150、200・・・と一つずつ取り出して並べると、一目瞭然になります。

バーテンダーよろしく、子どもがシャカシャカしている姿は、とても楽しそうです。
こんな時、やんちゃな子に大活躍させたいものです。