先生ほうき 先生ちりとり

私のクラスでは、教師用のほうきとちりとりを、黒板の横にセットしてあります。
子どもたちは、このほうきとちりとりを「先生ほうき」「先生ちりとり」と呼んで、自分たちが掃除の際に使うほうきやちりとりとは、別のものとして扱っています。先生専用のものなので、「触ってはいけない」と勝手に決めていたのです。

ともあれ、これを使って、ちょっとしたすき間時間に、掃除がいきとどかなかった部分を掃くわけです。
子どもがロッカーに、本を取りにいった時に、ちょこまか、ちょこまか。
休み時間が終わった後、まだ全員がそろっていない時に、さっさか、さっさか。
もし、ほうきがそこになかったら、掃除はやりません。
道具があればやる。道具がなければやらないのです。
「先生ほうき」と「先生ちりとり」は、私の「こざっぱり」必須アイテムです。

もちろん、このほうきは、掃除の時間も活躍します。
私は、掃除の時間になると、すぐ、「先生ほうき」を手にします。
そして、ほうき担当の子ども達の先頭に立って、さっさか掃いていきます。ですから、ほうき担当の子は私の後ろをついてくることになります。
ほうき担当の子には、先生と同じにほうきを動かすのだよ、と伝えてあります。
もちろん、ほうきの動かし方も私と同じにします。 こうして、ほうきは、押すのではなく横に動かすという、ほうきの扱い方も学習することになるのです。

とにかく、掃除は子ども達と一緒にやると決めています。