足りない技術をさっさと補った方がよい

先日、教育サークルにおいて、教育ではなく料理について議論したことがありました。
それは「パラパラチャーハンをいかにつくるか」です。

議論の発端は、私が「パラパラチャーハンができない」と言ったことです。
それを聞いて、サークル員がそれぞれの技術やテクニック、チャーハンに関する知見を提示してくれたのです。

・とにかく強火で一気に炒める
・ご飯を動かし続ける
・卵でご飯をコーティングする
・マヨネーズでご飯をコーティングする
・冷凍したご飯を使う
・油を多めに入れる
・・・

いろんなことを言ってくれたので、それぞれを試してみました。
しかし、パラパラチャーハンはできずに、ご飯が焦げつくばかりです。

これはもう、フライパンのせいかもしれないと思いました。使っていたフライパンは、 20年以上も前に買ったものです。
まだまだ使えますが、これは買い換かえ時かと、思い切ってフライパンを買い換えました。

すると、あっという間にパラパラチャーハンができたのです。
焦げることもありません。

元は鉄製のフライパンだったので、購入するときに「フッ素樹脂加工」と言う表示のあるものを選びました。
フッ素樹脂加工とは、フッ素樹脂をフライパンの調理面にコーティングしたもの。
フッ素樹脂加工だと、食材がくっつきにくくなり、汚れもサッと洗い流すことができるとは知っていたのですが、これほど効果があると思っていませんでした。

とにかく、何の工夫もせず、これまで同様に調理しただけです。
それで、パラパラチャーハンができたので、なんだか拍子抜けした気持ちになりました。

よりよい結果を出したいなら、足りない技術をさっさと補った方がよい、ということです。
そのためのよりよい製品であり、よりよいサービスであり、よりよい情報なのです。

教室にも、さっさと補ったり、取り入れたりした方がよいものがたくさんありますね。