声をかけると決めている2

昨日の続きです。
歩道に倒れている人のそばで、警察官を待っているのは、あまり気持ちのよいものではありません。

次々と、通勤に向かう人達が通り過ぎます。
が、それまでこちらに近づいてきた人たちが、倒れている人を見つけると、スーッとその場を避けるように歩く道すじを変えるのです。

そして、チラチラとこちらを見ます。
まず、倒れてる人をじろじろと見るのです。
そして、次に、私のことを犯人?、関係者?、みたいな感じで見ます。

私は、
「犯人でも関係者でもなく、たまたま通りかかっただけなんです。」
とアピールする手段はないので、できるだけ表情をなくして、警察官を待っていました。
しかめっ面も変ですし、ニコニコしているのも変です。
皆さんはどんな顔しますか。

私は、所在なげにメールをチェックしたり、Yahoo!ニュースを見たりしています。
が、どうも落ち着きません。

10分経過しました。
遅すぎます。
忘れられてるのかもしれないと悪いように考えて、もう一度警察署に電話をしました。
すると、現在、警察官が向かっているとのこと。
ここら辺、遅れた出前を待っているような気分になりました。

おっ、ついにバイクに乗った警察官の方がこちらに来てくれました。
事情と私の身元も説明します。

すると、警察官の事は、大きな声で
「具合悪くないですか」
と、体を大きくゆすり、そして、顔を隠していたフードのジッパーをジーと開いたのです。

道に倒れていた(寝ていた)のは男性でした。

なおも、警察官は問いかけます。
「ケガしてますか、病気ですか」
すると、
その男性は、くやしいことに「首を元気よく」ふったのです。

これで、私は「無罪放免」です。
おそらく「幸せな酔っ払い」は、警察官に任せることにしました。
病気でも、ケガでも、危険でもなくて、よかったです。

「倒れている(寝ている)人を見たら、一声かけてだいじょうぶか確かめる」
そんなルールを、私はもっています
だいたいは、酔っぱらいなのですがね。