トンチンカン、ガラガラポン、バンバンザイ

なんだかわかるような、わからないような「カタカナ語」があります。
語源が英語ではなく、擬態語っぽいものです。
例えば、「トンチンカン」です。

「トンチンカン」は、先日取り上げた「相槌(あいづち)を打つ」の失敗なのです。
鍛冶屋は師匠と弟子とが交互に槌を打って刀を鍛えます。しかし、師匠と弟子とのタイミングがずれたり、合わないと槌を打つ音が「トン」「チン」「カン」と珍妙な感じになるのです。 この擬音が転じて、「間抜け」「合っていない」様子を「とんちんかん」と言うようになったのです。
http://wazan2.com/enta/e10.html

「ガラガラポン」という言葉も、なんだかわかるような、わからないような言葉です。
これは、ほぼ日刊イトイ新聞から、引用した方がわかりやすいと思います。

紆余曲折あって迷走中の企画などをいったんゼロに戻してやり直すという意味と、いろんな意見をすべて反映させるわけにはいかないから完全じゃないけど、とりあえず出してしまいましょうか的なニュアンス。諸説をガラガラポンするとそのような意味になるみたいです。 「大人語の謎」ほぼ日刊イトイ新聞

ちなみに、ガラガラポンという言葉は福引の抽選をするときに使用する、あの抽選器の音をあらわす「ガラポン」「ガラガラ」が元でできた言葉のようです。

「バンバンザイ」も不思議な言葉です。
これは、ほぼ日刊イトイ新聞から、引用します。

バンザイは「お手上げ」だが、バンバンザイは「やっほー!」となるからオトナの世界はわけがわからない。
「この程度でお客さん入ったらバンバンザイだね!」
バンが一つ増えるだけで天国と地獄。
「大人語の謎」ほぼ日刊イトイ新聞

確かに、「バンザイ」状態と「バンバンザイ」状態は全く違いますね。
奥が深いです。

まだまだ、不思議な「カタカナ語」はありますが、あまり触れると「アンポンタン」「スカポンタン」と言われそうなのでやめます。