「語先後礼」

道徳が教科化して、様々な話題が飛び込んでくるようになりました。
2年生の道徳の教科書に出てくる「語先後礼」もそうです。

「語先後礼」読み方は「ごせんごれい」です。(「先言後礼」(せんげんごれい)という言い方もあるそうです。)
先にあいさつを言って、後で礼をする、という意味ですね。

例えば、「ありがとうございました」とあうさつを言ってから、その後で礼をするというのが一連の流れなのです。
「ありがとうございました」と言いながら同時に礼をするのではありません。

「失礼します」と言ってからお辞儀をする。
「よろしくお願いします」と言ってからお辞儀をする。
「ありがとうございました」と言ってからお辞儀をする。

「言葉が先で、お辞儀が後」、これはあいさつの基本です。

学校では、あいさつしながら礼をする(同時礼と言うそうです)ことがあります。
これは、学級での朝のあいさつのように、
・止まっている
・あいさつする相手(先生)が前にいて、相手(先生)もあいさつされることがわかっている
ので、日常のあいさつとして「同時礼」をしているのだと思います。

しかし、
本来、二つの動作を一緒にやること(つまり礼の場合は同時礼)は失礼なことなのです。
例えば、目上の人に対して歩きながらあいさつはしません。その場で止まり礼をしますが、それと同じです。

また、あいさつと同時に頭を下げてしまうと、下に向かって声を出すことになり、相手に届きにくくなります。
そして、お互いの表情も見えません。… 続きを読む

「一騎打ち」にもち込む

「ランチェスターの法則」なるものがあります。有名なので、ご存知の方も多いと思います。
イギリスの技術者ランチェスターが提唱した法則で、本来、軍事作戦の説明・遂行に使われるものです。
が、日本では、販売・経営戦略として知られています。販売も戦いという点で、軍事と共通するものがあるからでしょう。

ランチェスターの法則は、二つあります。

1 ランチェスターの第1法則 「一騎打ちの法則」
古代の戦闘のように1人と1人が戦う、一騎打ちの戦いの状態。
30人と20人で戦いを行っていくと、力が対等で互いにつぶし合うなら、一騎打ちの場合は30人の側が10人残り、20人の側は全滅するのです。

2 ランチェスター第2法則「集中効果の法則」
一騎打ちではなく、集団対集団の戦いの状態。
10人と5人が銃を持って、相手の集団を狙った場合、一回目の同時射撃で10人のグループは10発の弾丸を発射し、5人のグループは五発の弾丸を発射します。 すると10人のグループは、相手の五発の弾丸を受け、逆に五人のグループには10発の弾丸を受けることになります。

・10人に5発の弾丸が襲う=当たる確率は2分の1
・5人に10発の弾丸が襲う=当たる確率は2倍

集団対集団の戦場では、2倍の兵力があるとき、その戦力差は4倍になるのてす。

以上の二つの法則が示すことは、兵力が少ない側は「一騎打ちの戦い」に持ち込んだ方が勝てる可能性が高くなり、兵力が多い側は「集中効果のある戦い」に持ち込むと有利になるということです。

騒乱状態の教室においては、ボスが率いるやんちゃな子ども達の方が数的に優位です。それに対して、担任の教師はたった一人です。 このまま戦ったら、ランチェスターの「集中効果の法則」により、ボスが率いるやんちゃな子ども達が勝ちます。… 続きを読む