怒るよりは問題解決

「愚痴る」と「怒る」は同じようなニュアンスですが、どちらかというと「愚痴る」は自分の方に向かい、「怒り」は相手の方に向かいます。

勝間和代氏は「三毒追放」において、「怒らない」について次のように述べています。

怒りたくなったときには、なぜ相手に怒りを覚えているのか、分析します。
例えば、電車の中で足を踏まれたといったような再現性がない場合には、単に忘れてしまうか混んだ電車に乗らないといった予防策を考えます。 怒りに再現性がある場合には、どのような対策を打てばもう一度同じ状況で怒らなくてすむのか、クレームのつけ方などを考え抜きます。 「成功を呼ぶ七つの法則」 マガジンハウス

怒りは放置していると、自分のもつ熱で、風船のようにどんどん膨張していきます。
ですから、怒りに身を任せてはいけないのです。
そうではなくて、怒りや恨みをコントロールしようとすることが大切です。
そのために「自分は怒ってるな」と自分を俯瞰する冷静さをもたなくてはいけません。

勝間氏のように、怒りをコントロールすることはなかなかできませんが、なんとか自分自身でコントロールするよう努力しましょう。 そうすることによって、大きなプラスの要素を生み出すことができます。

もし、毎回同じことに怒りを感じていることに気付いたら、怒るよりも仕組み作りに励んだ方がよいです。
例えば、子どもが同じミスを繰り返して「何度言ったらわかるんだ」と思うのだったら、そんなに気を付けなくてもミスしない仕組みを考えるのです。 また、自分の「こうあるべきイメージ」が高すぎることで、現実の子供の行動を認められず怒りを覚えてしまうのでしたら、それは修正すべきです。 その方が生産的ですし、前を向くことができます。

「怒るよりは問題解決しよう」

が合い言葉です。