「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に到着

6500万年前、地球上に君臨していた恐竜を滅んだのは、宇宙から飛来した小惑星がメキシコのユカタン半島に衝突したことが原因だったと言われています。 その小惑星は、地球と同様に太陽の周りを回っている地球近傍小惑星と呼ばれる小惑星です。
2018/06/27、小惑星探査機「はやぶさ2」が到着した小惑星「リュウグウ」は、まさしく地球近傍小惑星なのです。

一般的に、小惑星は、火星と木星の間に散らばっているものがほとんどです。
ところが、ごく少数ですが、そこからはずれて、太陽の周りを地球と同じような軌道で、楕円を描きながら回っている小惑星があります。 それが地球近傍小惑星で、「初代はやぶさ」が到着した「イトカワ」も、今回の「はやぶさ2」が到着した「リュウグウ」もそんな小惑星なのです。

ですから、もしかしてもしかして、「イトカワ」や「リュウグウ」が今後地球にぶつかる可能性だって考えられるんです。

さて、
私が今回、小惑星「リュウグウ」に関して、1番注目していたのはその形でした。
「初代はやぶさ」が探査した小惑星「イトカワ」の形にびっくりしたからです。… 続きを読む

一律・強制の「給食指導」を排す

2018/06/26の産経新聞の教育コラム「解答乱麻」において、向山洋一氏が「行き過ぎた給食指導」について書かれています。 これは、私がこれまでメルマガで何度も触れてきたことです。
産経新聞 解答乱麻 http://www.sankei.com/column/news/180627/clm1806270005-n3.html

向山氏が、このコラムで、そして、これまでもくり返し述べているのは、「実際に食べること」と「食の指導」を分けて考えようということです。

「食の指導」とは、「もったいないこと」「いただきますの精神」「バランスよく食べること」「日本食のよさ」などを教えていくことです。

しかし、その指導が「実際に食べること」と結びつくと、
・もったいないから全部食べなくてはならない
・生き物をいただいていのだから全部食べなくてはならない… 続きを読む

「極端回避性」バイアスを活用する

昨日話題にした「極端回避性」バイアス(心理的傾向・ゆがみ)は、学校現場においても現れます。
近隣の学校との「横並び」体質もそうですね。企業では差があった方がよいとされるのですが、学校はそうではないようです。

夏休みに入る日や夏休みが終わる日は、学校長の判断で決められるのですが、いつの間にか近隣の学校がみな同じ日程になっています。
これって、夏休みが他の学校より短いと、保護者から「短くて家族で過ごす時間がない」と言われるのではないか、逆に夏休みが他の学校より長いと、これまた保護者から「うちの学校は授業時間はだいじょうぶなのか」と突き上げられるのではないかと学校長が考えるからですね。 失敗を恐れての横並びなのです。

同様に、修学旅行の行き先も学年費の額も、なんだか、いつの間にか「横並び」になっているのです。
「無難」だけど、地域性に沿ったその学校の特色を出せるとは思えません。

さて、かつて教務として、通知表改定の提案をする立場に立ったことがありました。
そんなに大きな改定ではなかったのですが、その際、合わせて通知表に印字する文字のポイントを提案したのです。
とにかく、通知表に書く量が多すぎて、先生たちは悲鳴を上げていました。… 続きを読む