プログラムの基本は三つしかない

そんな難しそうなことはわからないと言って、プログラムは毛嫌いされます。
でも、プログラムの基本は三つしかないのです。

プログラムの基本は、次の三つです。

「順次処理」
「分岐処理」
「反復処理」

たったこれだけなのです。
これを、子供向けに分かりやすく説明しているScratchのサイトの画像も参考にしていただきながら、一つずつ説明していきます。 【Scratch】プログラムの基本(順次・分岐・反復)の説明
https://studio.beatnix.co.jp/kids-it/kids-programming/scratch/program-basic/

まず、「順次処理」です。
これは、「まっすぐ行って、右に行くと大きな建物があります。・・・」
という道案内のイメージです。

1起きる
2歯を磨く
3着替える
4朝ご飯を食べる
5学校に行く

というように、順番に処理するのです。
わかりやすいですね。
とにかく順番通りに、これの次はそれ、それの次はをれ・・・というように処理していきます。
ところが、順番通りにいかないことがあります。

ある条件の時に、やることが変わるというものです
それは、「分岐処理」です。

運動会の中止・延期の例がわかりやすいと思います。

1もし雨が降っていれば
運動会はやりません。
2そうでなければ
運動会はやります。

コンピュータは繰り返すことが得意です。何回やっても疲れません。
それが「反復処理」です。

校庭を10周するのだったら

1校庭を走る
1を「10回」繰り返す

です。

大学受験の場合だとこうなります。

1大学を受験する
1を「合格するまで」繰り返す

このように、順次処理、分岐処理、反復処理を組み合わせて、プログラムは作られているのです。

考えてみれば、私たちも同じことをやっています。
計算が苦手な子に対して、ある方法を試してダメだったら、違う方法を試す。このことをあきらめずに反復していますよね。
私たちの判断や行動も、プログラムとして見ることができるのです。