「秘密の窓」と「盲点の窓」を減らす

昨日は「ジョハリの窓」の4つの窓について学びました。
「盲点の窓」と「秘密の窓」について、考えていただけたでしょうか。

「自分は知らない」「他人は知っている」領域=「盲点の窓」については、他人から自分の知らないクセについて知らされると、「そうだったのか」と恥ずかしくなります。

また、
「自分は知っている」「他人は知らない」領域=「秘密の窓」については、親しい知人なら「これは話してもよい」とか「なんで、これ黙っているんだろう」と疑問に思えるものもあったのではないですか。

「ジョハリの窓」の4つの窓を、ワークショップによって明らかにすることが行われています。
しかし、「ジョハリの窓」の4つの窓を知った後、どう行動したらよいのかを理解することが大切なのです。

一つ目は、
「自分は知っている」「他人は知っている」領域=「開放の窓」をさらに広げるようにすることです。

これは、「自分は知っている」「他人は知らない」領域=「秘密の窓」を少し開けて、自己開示していくことです。
隠すことなくありのままの自分を他人に示すことで、無用なストレスも「こわばり・強がり」も減らせます。
全部ということはできないでしょうが、自己開示できる事柄を少しずつ増やしたり、自己開示できる他人(親しい仲間)を増やしていくことはできると思います。

二つ目は、
「自分は知らない」「他人は知っている」領域=「盲点の窓」を減らすことです。

これは自分に見えてないだけで、他人は知っているのですから、知ろうと思えば教えてもらえるのです。
これが「アドバイスを受ける」ということです。

ここで注意しなければならないのは、アドバイスを受けて「盲点の窓」を明らかにしてもらう場合、そのアドバイスは自分にとって都合のよいことばかりではないということです。 もしかしたら、都合の悪いことの方が多いかもしれませんね。
ですから、アドバイスを受けるときは、「覚悟」も必要なのです。

アドバイスは、「盲点の窓」を明らかにして、自分の判断・行動の選択肢を増やします。
迷ったら、人を頼りにして、「盲点の窓」を明らかにし、選択肢を増やしてみましょう。