「討論」と「討議」

「研究」と「研修」のように、よく混同される言葉に、「討論」と「討議」があります。
似ていますが、違うのです。
私は、ずいぶん混同して使っていました。恥ずかしい!

いつ、「討論」し、「討議」するかというと

研究会では「討論」します
職員会では「討議」します

まだ、ぼんやりしていますね。
では、言葉に沿ってみていきましょう。

討論は、真理を明らかにするために、論を討わせること
討議 は、方針を決めるために論を討わせ、議する(決める)こと

これなら、わかります。
要は、

「議する」

とことが重要なのです。
「議する」=「決める」ことがなければ、この「議」という言葉は使わないのです。

職員会議は、方針を決める場です。
もし、決められなければ「会議」ではありません。
「話し合い」です。

学校においては、きちんと使い分けています。

「職員会議」と「職員打ち合わせ」

です。
これなら、明確です。

ところが、略して「職員会」とだけあると、まぎらわしくなります。
「職員会議」なのか「職員会(ミーティング)」なのか、わからないからです。

同様に、「学年会」もまぎらわしい言葉です。
これは、「学年会議」なのか「学年会(ミーティング)」なのか、わからないからです。

かつての勤務校では、「学年研究会」と称していました。

皆さんの学校では、どう呼んでいますか。
使い分けていきましょう。