通知票の担任所見やめます

最近の教育関連のニュースで、一番「やるなあ」と思ったのはこれです。
「通知票の担任所見やめます 教員の負担減へ、京都の高校」

先生の「働き方改革」のため、通知票の担任所見欄をなくします。京都府木津川市の府立南陽高校が今年度から、各学期末の通知票に担任が書いていた「所見」を廃止した。長時間労働の是正が課題となっている教員の負担を減らすのが狙いだ。

同校では通知票に、成績のほか、生徒の学校での様子などの「所見」を担任が記していた。最大で1人150字。毎学期末に1クラス約40人分を書き込む作業では、熱心な教員ほど生徒ごとに同じ文言を使わないようにするなど、時間をかける傾向があったという。

越野泰徳校長は、考える負担が大きいと判断し、廃止を決めた。大学出願の際に提出する調査書の元になる「指導要録」は従来通り作成するため、生徒に対する評価がおろそかになることはないとしている。 朝日新聞デジタルhttp://supervisor-ex.com/L90494/b300/13101

通知票は作成することも含めて、学校独自で判断してよいのですよね。
私は、「所見」をなくすという決裁をした校長先生に、「やるなあ」と思いました。

もちろん、150字なんて大した数ではありません。
かつて、私は勤務校の通知票の文字数を数えたことがありました。その時のデータです。

教科 200字
総合的な学習の時間 180字
外国語活動 120字
特別活動の記録 150字
行動の記録 130字

現在はこれに、道徳が加わっています。
横浜市は神奈川県の他市町村に比べても、非常に記述が多いのが実情です。

でも、通知票は、学校独自になくすことも、減らすこともできるのです。
少なくとも、論議はできます。

実際やった校長先生がいるのですから、そのことをまず周知していきましょう。