お母さん なかなか言えない ありがとう 不器用なのは お互い様です

「お母さん なかなか言えない ありがとう 不器用なのは お互い様です」

おわかりでしょうが、この短歌の上の句は子供が、下の句はお母さんが詠んだものです。

10月に、「家族や、家族と自分、家族のなかの自分を歌った短歌、愛する人に贈る歌」である河野裕子短歌賞を紹介しました。
今日、紹介するのものは、私も関わっている「親守詩神奈川県大会」の入選作品です。

親守詩は、「子供が五七五の上の句を作り、親が七七の下の句を作る」連歌タイプの短歌を中心として、「親子のふれあいを表現」しています。

親守詩大会は全国で開催されるようになり、神奈川県大会も第6回を数えています。

では、紹介していきましょう。

「お母さん なかなか言えない ありがとう 不器用なのは お互い様です」
神奈川県知事賞 小田原市立三の丸小学校 5年 岡本 惟道

「登校班 まどから見える 母の笑み 無事に過ごせと 祈りの心」
神奈川県教育長賞 厚木市立依知小学校 6年 津々木 陽花

「おかあさん いっしょに歩くの たのしいよ かたならべる日 いつくるかしら」
神奈川県議会議長賞 相模原市立大野台小学校 2年 上山 莉央

「お母さん ぼくより好きな ものあるか ないよ飛んでけ ここから見てる」
横浜市長賞 横浜市立朝比奈小学校 6年 西村 知喜

「おかあさん ぎゅうしてくれて ありがとう ママにとっても 大事な時間」
横浜市会議長賞 横浜市立川井小学校 2年 小林 由乃

「近頃は ママに似てると 言われるの 体型だけは 似せてこないで」
横浜市教育長賞 横浜市立南山田小学校 6年 河内 日和

なんとも、心があったかくなる歌ばかりです。
機会があったら、取り組んでみてください。