「笑顔」は最高のコミュニケーションツール

私たちは、誰かが泣いているのを見ると、思わず自分も泣いてしまうことがあります。
いわゆる「もらい泣き」です。
これって、実はミラーニューロンという神経細胞によって引き起こされたものなのです。

人の脳内では、他者の行動を見ているだけで、行動している人と同様の脳内の活動が行われています。
この活動を作っているのが、ミラーニューロンなのです。

Wikipediaには、こう書かれています。

ミラーニューロン(英: Mirror neuron)とは、(中略)他の個体の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのように”鏡”のような反応をすることから名付けられた。他人がしていることを見て、我がことのように感じる共感(エンパシー)能力を司っていると考えられている。 http://supervisor-ex.com/L90494/b300/13271続きを読む

「意識的な笑い」と「機械的な笑い」もストレスを軽減する

「実際の動作に脳は強い影響を受ける」という知見は、感情のコントロールにも役立てることができます。
心が落ち込みそうなときには、無理にでも「笑顔」を作るのです。

「楽しいから笑顔になるのではなく、笑顔だから楽しくなるのだ」

と言われたことがあると思います。
これは、「名言ぽいこと」?ではなく、科学的な知見なのです。

日本健康心理学会における「笑顔によるストレスコーピングの検証」という太田英作・満倉靖恵氏の論文があります。
http://supervisor-ex.com/L90494/b300/13261

この研究の目的は、次のように書かれています。

「人間が持つ感情表現の中で笑いにはストレス解消の効果があると知られている。(中略)本研究では自発的な笑い、意識的な笑い、機械的な笑いの効果を比較検証することにより確認する。」

そして、笑いの種類3群と統制1群をストレス実験で比較しました。… 続きを読む

「やる気になる」一番の方法は、「とにかくやり始める」こと

なんだか「この仕事やりたくないなあ」と、グズグズしてしまうことがありますね。
私にとって、一番グズグズしがちだったのが通知表づくりでした。
では、この「やる気にならない」心を、どうやって「やる気になる」心にしていったらよいのでしょう。

「やる気になる」一番の方法は、

「とにかくやり始める」

ことです。

当たり前のことを言わないでくれ、と言われそうですが、脳と体の関係を調べた実験から、

「実際の動作に脳は強い影響を受ける」

ことがわかっています。

「人はやり始めると集中する」… 続きを読む