文部科学省1月28日通知に注目

学校の働き方改革をさらに進めるため、文部科学省は1月28日に通知を出しました。
「令和3年度教育委員会における学校の働き方改革のための取組状況調査結果等に係る留意事項について(通知)」という長ったらしい通知です。 https://em-tr271.com/L90494/b300/116031

この通知の前文では、このように教員の働き方の現状を概観して、学校の働き方改革の取り組みを、各教育委員会、各学校において、さらに進めるよう求めています。

「この度、令和3年 12 月 24 日に公表した標記調査結果においては、働き方改革に係る取組は、進んでいるものが多く、時間外在校等時間の状況は全体としておおむね改善傾向にあり、取組の成果が着実に出つつある一方、依然として、一層実施を促進する必要がある取組が多く、長時間勤務をしている教師が多数存在していることが改めて明らかとなりました。
引き続き、働き方改革は急務であるとともに、取組をさらに加速すべき状況にあることから、文部科学省として、各教育委員会及び各学校において、特に留意いただきたい事項について、下記のとおり整理しました。」… 続きを読む

「絵がうまく描けなくて荒れる子」への対応

教育トークライン2022年1月号、2月号に「絵がうまく描けなくて荒れる子」について、太田政男氏が書いています。
https://em-tr271.com/L90494/b300/116021

絵がうまく描けないくらいで荒れる?そんな子がいるかというと、いるのです。
もちろん、荒れるといっても、物を投げたり、暴言を吐いてふてくされたりする子ばかりでなく、そうではなくて、「フリーズ」する子もいるのです。 私が、かつて担任した子の中にそんなタイプの子がいました。

では、そのような「絵がうまく描けなくて荒れる子」に、どう対応していけばよいのでしょうか。
太田氏の論考をたどってみます。

太田氏の担任する子は、専科の図工の時間に荒れました。

「うまく描けなかった!」
そう言って自分の描いた絵をポイッと床に落とした。支援の先生の言葉には耳も傾けず、いつものように床に寝転び始めた。」… 続きを読む

「こだわりで動けなくなるタイプ」のアセスメントと対応

2日に渡り、小嶋悠紀氏による「こだわり行動」におけるアセスメントと対応を取り上げましたが、今日が最後となります。
「こだわりで動けなくなるタイプ」です。
教育トークライン2022年2月号
https://em-tr271.com/L90494/b300/116011

「こだわりで動けなくなる没頭するタイプ」とは、小嶋氏が述べている通りです。

「その場でフリーズしてしまったり、喋らなくなったりするタイプ。理由を聞いても答えられず、ただただ固まってしまう傾向が強い。」

ほんと、このタイプの子は、「フリーズ」とか「固まってしまう」とかいう言葉通りなのです。

私が出会ったこのタイプの子は、学校の昇降口で「フリーズ」して動かなくなりました。
もう、そこから教室まで連れて行く?動かす?のが、一苦労だったことを思い出します。

小嶋氏は、このような子には「言語化」する対応を示しています。… 続きを読む