発達障害のお子さんが、教室にいる割合は、文部科学省の平成24年データによると、約6.5パーセントです。
すると、30人が在籍する学級でしたら、2名いることになります。ただ、実感として、もっといるというのが、教師としての実感です。
5人くらいいるというのが実感です。いやいやもっと・・・。
この頃は、発達障害の様態が広く認知されてきました。
それでも、どうも、「障害」という言葉が気になるのです。
私自身、「また、やっちまった」と以前、書いたように、ADHDの特性・傾向があります。
あるサイトでチェックしてみると、見事に当てはまります。
https://adhd.co.jp/otona/selfcheck/
が、特段、仕事に支障が生じさせたり、生活に支障を生じさせたりするほどの行動は行っていません。
仕事に支障が生じるとは、時間を守れなかったり、気が散りやすく人の話を聞かなかったり、値段を間違えたりするようなことです。
また、生活に支障が生じるとは、思い立ったらすぐ買ってしまうようなことです。
そんな「社会的に支障」がなければ、「障害」とは言いません。それは「特性・傾向」となります。
(発達障害児についての権威、杉山登志郎先生は、発達障害ではなく、「発達デコボコ」と呼ぶよう提唱されています。得心のいく言葉です。)
さて
私は、自分の特性・傾向を少しは把握していますので、自分が普段持ち歩く持ち物は、同じところに置くようにしています。
家のカギ、財布、メガネ、スマートフォン、ペンは、置く場所が決まっています。
また、ワイファイだけでなく、忘れやすい傘も、ワイファイ同様、目立つ色合いのものを購入しました。
スケジュールを忘れないのように、スケジュールアプリやリマインダーを活用しています。
ですから、
教室にいる発達デコボコの子ども達にも、自分の特性・傾向を了解し、仕事や生活に支障のないように、道具やアイテムを使いこなし、仕組みを身につけるよう教えていくことが必要だと、私は思います。
私自身、早く教えてもらっていたら、いろいろなものをなくさなかったし、約束をすっぽかさなかったのになあ、なんて思うからです。