(奈良の大仏はでかい1 に続けて)
三つ目の方法は、実物大の大仏を描いてみる方法です。
どこに描くというと、巨大なので校庭に描くことになります。
私のやり方は、以下の通り。
1 大仏の設計図を配ります。
東大寺のホームページに、大仏の寸法が出ていますので、これを使います。
http://www.todaiji.or.jp/contents/qa/
2 グループごとに各部分を分担します。(例えば、1班は顔、3班は右上半身というように)
3 各グループに、自在ほうきとラインカーを渡します。
自在ぼうきは、鉛筆と消しゴム、定規になります。(自在ぼうきの柄に、先から1メートルのところにビニールテープを貼って、1メートル定規にするのです)
4 各グループで協力して、描きます。だいたい、描いたり消したり30分ぐらいかかります。体育の授業に気を遣います。
5 屋上から、できあがりの記念写真を撮ります。これが先生の一番の役割です。校庭からだと、どんな大仏になったのか分からないのです。
以前の勤務校は、5月に運動会を行っていたので、大仏の授業と運動会練習が重なって、時間のやりくりが大変でした。ちょうど、1年生、2年生の運動会練習の時間と重なったときには、校庭のすみっこに描いここともありました。練習が終わると、1年生、2年生が寄ってきて大変でした。
さて、できあがった大仏は、なんとなくシュールな感じになります。どことなく、バランスが崩れているのです。でも、笑いながらも、どの子も満足している様子でした。
やってみる価値はあります。