柔軟運動と学習は、強度よりも頻度

June 8, 2017に、「ついでに 1」として、朝、公園でやっていることを書きました。

「さて、私は、公園に着いても、特にやることがないので、ストレッチを「ついでに」やることにしました。
また、公園には小さな鉄棒があるので、「ついでに」懸垂を数回やることにしました。」

ここに書いたストレッチ。腕、肩、脚とやって、最後は、今、話題の「前屈」のストレッチを行っているのです。
前は前屈すると、手のひら全体は着かないまでも、指先は軽く着いていたのに、いつの間にか?カッチンコッチンの体になってしまいました。前屈すると、地面と指先がはるかかなた、20cmも離れています。
これではいけない、と思いつつ、急に強くやると、体を壊してしまいます。
背中を押してもらって無理に前屈したりすると、限界可動域を越えて筋肉を傷める可能性もあるのです。
ですから、気持ちいい、ちょっと痛いと感じる程度で止めていました。
それが、だんだん地面と指先が近くなり、なんとか靴に触れるようになったのです。
強度よりも頻度なのですね。

さて、
思い起こすと、学校の学習も似ています。
計算の学習で、もし、強度を増して、100点をとるまで、完璧にできるまでやったとしたら、必ず、弊害が出ます。何より、計算の学習が嫌いになります。
作文の学習で、もし、強度を増して、句読点から常体敬体、漢字の使用や正しいかな遣い、タイトルの工夫・・・と完璧な作文を書かせようとしたら、子どもは作文の学習が大っ嫌いになってしまいます。

「気持ちいい、ちょっと痛いと感じる」 80点主義を、何度も何度も重ねていく方が効果的なのです。
学習も、強度よりも頻度です。