なんだか、すごく天気がよくて、今年の1年生の子どもたちにとっては、楽しい水泳授業が続いていると思います。
さて、1年生を担任していた当時、やっていたことがあります。
そんな大したことではないのですが、シャワーについてです。
他の学年でも、特別支援が必要な子が「シャワーが痛くてプールに入りたくない」と言ったでの、シャワーなしのショートカットでプールに入れたことがありました。
「知覚過敏」なのです。それなら、無理することは全くありません。
しかし、1年生が相手です。
シャワーがこわい、いたいとなったら、これからずっと水泳学習をやらない可能性もあります。
ですから、全体のルールとして、提示しました。
「2年生以上の子は、みんなシャワーを一緒にあびています。ザーザーのシャワーです。
でも、もしかしたら、1年生の最初は、ザーザーのシャワーではこわいという子がいるかもしれません。だから、心配だという子は、ぽたぽたのシャワーをあびてください。だんだん慣れて、夏休みには、みんながザーザーのシャワーになればいいなと思っています。」
というような、よくわからない趣旨説明で、1年生に「ザーザーシャワー隊」と「ぽたぽたシャワー隊」のどちらかを選択させたのです。
一番最初は、ザーザー隊がシャワーを思い切りあびた後、ぽたぽた隊がぽたぽたしたシャワーの中を逃げるように通り過ぎていました。
が、3回目ともなると、少しばかり慣れてきます。ぽたぽた隊の子もゆったりとシャワーを浴びるようになっていくのでした。
もちろん、水泳学習をいやがる子は一人もいませんでした。楽しみながら水泳学習をしていました。