「あなた、滑舌が悪くなったわよ」
と妻に指摘されました。
確かに、この頃、話していて「口ごもっているな」と思うことがしばしばあるのです。
学校の現場から離れて、「話す」ことが極端に減っていることは確かです。それが影響をしているのかもしれません。
では.どんなものかとパソコンの録音ソフトで自分の話を録音してみることにしました。
録音して聞いてみると、がっくり・ びっくりです。
こんなにも、ひどいものかと落ち込みました!
こもっている
ごにょごにょしている
トーンが低い
話し方に力がない
話に抑揚がない
単語それぞれが不明瞭
・ ・ ・
悪いことだらけです。
以前は、自分の授業を録音したもので、内容はひどくても、話し方についてはそんなに違和感なく聞けたものでした。
これではいけない。
私には、少ないながらも、講座を受け持っている責任があります。
この「ごにょごにょ」で話されたら、わかるものでもわからなくなってしまう、そんな気がしました。
では、どうしたらいいか。
本屋さんに行ってみると、次の本が平積みに置いてありました。
人見知りアナウンサーに学ぶ「ドキドキに負けない話し方」(樋田かおり著 文教社)
しばらく、この本のやり方に従って、練習してみるつもりです。
さて、私は、ブログに「通る声」について書かたことがありました。
この「ドキドキに負けない話し方」にも、「通る声」について触れている箇所がありました。引用します。
私の考えている「伝わる声」とは、簡単に言うと、マイクがなくても通る声です。
誤解されがちですが、「通る声=大きな声」ではありません。
小さな声でも1音1音はっきり音が出るようになれば、正しく聞き取ってもらえます。
私は、大きく頷きました。