料理と授業

この頃、時間があることもあって、前からやってみたかった料理に取り組んでいます。
肉野菜炒め、ポテトサラダ、豚肉の生姜焼き、バンバンジー、スパゲティーミートソース……
など、味についてはともかく、作ることに慣れてきています。

さて、
この料理への取り組みですが、はじめのうちは、レシピを見てその度に食材や調味料をあちこちから持ってきていました。
レシピに、キャベツと書いてあれば冷蔵庫からキャベツを取り出し、料理酒と書いてあれば、また冷蔵庫から料理酒を取り出し、にんじんと書いてあれば冷蔵庫からまたニンジンを取り出し、胡椒と書いてあれば戸棚から胡椒を取り出していたのです。
そのたびに、食材や調味料を持ってくるので、時間がかかり、熱を加える等の調理がスムーズに進みません。
おまけに、すぐに、まな板周りがいろいろなもので埋まってしまいます。

どうしたものかと考え、この頃は、料理の前に、食材や調味料のすべてを、まな板周りに全部出すようにしました。
そして、使って使い終わった食材はすぐに冷蔵庫に戻し、使い終わった調味料はすぐに他のテーブルに置くようにしました。
すると、調理が流れるように進み、出来上がりまでの時間が大幅に短くなりました。
心なしか、味も良くなったような気がします。

ふと思いました。授業も同じだなぁ、と。
授業の始まる前に、授業に必要な教具のすべてと手だてのすべてを用意しておくのです。
その上で、考えておいたレシピに従って授業を行います。
そうすれば、きっと「味のよい」授業になること思います。