鳥取と島根は間違えやすい

「都道府県の名前と場所をどのくらい知っているか」調査で、ワースト4の佐賀県、島根県、山梨県、福井県は、やはり、位置的としても、話題としても、地味なことが大きく影響しています。

しかし、調査では、他の原因があると分析しているのです。
どんな原因なのでしょうか。

神奈川県なのに東京都と書いた間違え、言ってみれば「おしい」間違えがあります。間違って覚えてしまったのです。
そんな「誤答」の分析をすると、いくつかのパターンがあるというのです。

1つ目は
「近隣県と誤認(勘違い)」です。
鳥取と島根、栃木と群馬を誤認しているパターンなどが代表的です。
ちなみに、福井県は石川県・富山県と誤認されています。北陸3県とまとめられているようなのです。
また、山梨県は近隣ではなく埼玉県と誤認され、佐賀県は長崎県と誤認されています。

2つ目は、
「同じ漢字が使われる県と誤認」です。
これは、「愛」がつく愛媛と愛知、「山」がつく山梨と山形、「福」がつく福島・福井・福岡を間違えるなどです。
もしかしたら、島根の「島」と鳥取の「鳥」も似ているから間違えるかもしれません。

3つ目は、
「県庁所在地名と県名を誤認」です。
神奈川県を横浜県としてしまうのです。県名と県庁所在地名が同じならよいのですが、そうでない県もたくさんあります。
目立つのは、都道府県名を「札幌」、「盛岡」、「横浜」、「金沢」、「名古屋」、「神戸」、「那覇」などとする誤答です。

以上は、もしかしたら、大人も間違えやすいのかもしれません。47都道府県の名前と位置を子どもに身につけさせるためにも、こんな「誤答」のパターンを知っておくと役立つと思います。

帝国書院・各県の誤答の分析
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