長期の休みが明ける前に

9月1日問題というのを知っていますか。
そうです。夏休み明けに、学校に行くのが恐怖でしかたなく、思いあまって自殺する子供が多数いるという問題です。

そして、その9月1日問題がネットで話題になっていた昨年の夏休み終了前。
8月25日に、鎌倉市図書館がTwitterでこんなつぶやきをしました。

鎌倉市図書館 @kamakura_tosyok
もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。

私も、自殺するほどつらい時、逃げ込めるところに逃げ込めばいいと思います。

また、今年の8月30日には、上野動物園がこんなことをつぶやいていました。

上野動物園 @UenoZooGardens
学校に行きたくないと思い悩んでいるみなさんへ
アメリカバクは敵から逃げる時は、一目散に水の中へ飛び込みます
逃げる時に誰かの許可はいりません。脇目も振らず逃げて下さい
もし逃げ場所がなければ、動物園にいらっしゃい。人間社会なんぞに縛られないたくさんの生物があなたを待っていますから

動物園ならではの呼びかけです。

さて、明日、冬休みが明けて、学校がまた始まるところが多いと思います。
この時期は、実を言うと、子供の自殺が4番目に多い時期なのです。

1番目は、夏休み明け
2番目は、新しい学年になってすぐの4月の最初
3番目は、5月のゴールデンウィーク明け
そして
4番目は、冬休みの明け

私は、長期の休みが明ける前には、不登校気味だったり、学校に行きたくないとぐずった子に電話をかけていました。
家庭訪問をしたこともありました。

そんな子は、もしかしたら学校が始まるので、不安になっているかもしれないと思ったのです。
ですから、子供と電話で話す中で、「大丈夫だよ。先生は待ってるから、安心して学校においで。」と言うメッセージを送りたかったのです。

そんなに手間がかかることではありません。心配な子がいたら、電話しましょう。