私が理事長をしている「NPO法人 教師と子どもの未来・横浜」の活動の一つとして、認知症予防脳トレを行っています。
その脳トレ講座では、参加してくださった高齢の方を「おじいさん」「おばあさん」と呼ばないのがルールとなっています。
https://www.miraiyokohama.net/blank-8
脳トレ講座スタッフは、受付で参加者にお名前をお聞きし、用意したシールに書きます。
そして、その名前シールを胸に貼ってもらっているのです。
私たちは、その名前シールを見て、「○○さん、よくご存じですねえ」などとお名前を呼ぶのです。
高齢の方々を、幼い子どもを扱うようにしてはいけません。
人生の先輩として、そして、知的な存在として接していくことが、とても大切だと思います。
そのことを、私は昨日紹介した百歳の詩人、柴田トヨさんからも学びました。
先生に
私を
おばあちゃん と
呼ばないで
「今日は何曜日?」
「9+9は幾つ?」
そんな バカな質問も
しないでほしい
「柴田さん
西条八十の詩は
好きですか?
小泉内閣を
どう思います?」
こんな質問なら
うれしいわ
出典:くじけないで 柴田トヨ
この詩に、がつんと頭を殴られたようになりました。
これからも、心に留めておきます。