昨日お話したように、私の住む地域はラーメン屋の激戦区です。
ところが、この頃、ラーメン屋とは別に、本格的な中華料理店が続々と開店しだしたのです。
元々は、本格的な中華料理店は一つしかありませんでした。
円卓とテーブル席がごちゃごちゃとあり、店の奥には、団体用のテーブル席も仕切りの向こうにありました。
季節を問わず、にぎわっていました。家族のお客さんが多く、味も見劣りすることはありませんでした。
横浜の中華街に本店があって、そこの支店のような存在だと思います。Aとしておきます。
そこに、100mほど離れた違う通りに@本格的な中華料理店BC一気に2店開店しました。
しかし、Aはゆらぐことなく、にぎわいを続けます。B、Cも、ランチの定食を中心にそこそこの客足です。
ところが、今度は、Aの5軒隣に本格的な中華料理店Dがオープンしたのです。
きらきらと輝く看板を玄関に出しました。
これは、さすがにAも客をとられるかと思いました。
が、試しにそのDに入って食べてみて、この店ははやらないと確信しました。
なぜか。
店は学校の教室1.5倍分もあるくらい広く、そこに、テーブルと椅子が、整然とならべてあるのです。
私が行った時は、客が4組ほどいましたが、もう、ガラーンとした印象です。スカスカなのです。
なんら、にぎやかな感じがしません。
Aは、おそらく、Dと同じくらいのスペースですが、奥は、仕切りがあって見えません。
また、入り口付近は、会計の場所があって、狭いのです。
ですから、いつ行っても、混み合っている印象があります。
客が4組いたら、にぎわっているように見えます。
斎藤一人さんは、こんなことを言っています。
「食事する所を探してる時、狭いけれど混んでいて活気がある店と、広くてキレイだけどガラーンとして店があるとする。どっちの店に入る?」 「それは、やっぱり混んでいる店です。混んでいるのは、おいしいからに違いありませんから。」
「だろう。だけど、お客様の数を数えてみると、どっちの店も同じなんだ。だけど、店が狭いと繁盛してるように見えるけれど、お店が広いと暇な感じに見えちゃうんだよね、。そうすると、味は変わらないのにお客さんはどんどん離れていってしまう。」 「これはね、空きスペースからは暇な波動が出ているからなんだよ。お客様は、忙しい波動に惹かれるから、暇な波動が出ている場所には近づこうとしないもんなんだよ。」 「だれでも歩けるついてる人生」 斎藤一人
Aは忙しい波動を出していて、Dは暇な波動を出していたのです。
私は、学級もにぎわっていて、活気のある波動を出したいと思っていました。
にぎわって活気がある店であれば、従業員にも、その波動が伝わるからです。
同じように、にぎわって活気が学級であれば、子供にも、その波動が伝わると思ったからです。
そして、そのために重要なアイテムは「イベント」だと考えていました。