私の雪かき

関東地方の人は、昨日、子ども達が登校する前の雪かき、大変だったのではないですか。
私も、わずかですが、雪かきしたおかげで筋肉痛です。

1月5日のメルマガに、雪が降ったら自分の家の前だけでなく、ご近所の前も雪かきをすると書きました。
今回も、そのつもりで小さなスコップと手袋を、前夜に用意しました。

朝、ゆっくりと布団を出て、少し遅めに外に出ました。
でも「さあ、やるぞ」と思って道路を見ると、なんと、もう雪かきがされているではないですか。
狭い道ながら、2メートル位の幅で雪かきされて、歩きやすくなっています。

あわてて家に入り、私よりも早く起きていた妻に聞くと、「学生らしき人が雪かきをしていた」とのこと。

「しまった」「やられた」と思いました。

斉藤一人さんではありませんが、自分が決めていた「親切」のチャンスを損したと思いました。
これは、取り返さないといけません。

私は、すぐに外に出て、まず、自分の家から道路までの通り道をしっかりと確保しました。
そして、ゴミの集積場所にスコップと雪かきに使うちりとりを持って出かけたのです。
案の定、まだ誰も手をつけていません。一面の雪です。

ゴミの集積場所は、雪が積もったままで、そこにゴミを置かれると、目も当てられないくらい汚い状態になります。
ですから、その場所を、私の手でキレイにしようと思ったのです。

30分ほどかけて、集積場所から雪を「完全に」取り除きました。
アスファルトが現れて、雪の白の中に、黒い長方形が浮かび上がったのです。

「これでいい」と私はうなずいて、今度は、私の家の上隣にある学生たちが多く住んでいるアパートの前に引き返しました。

見ると、階段が雪かきされていません。
家の前の道路の雪かきをやってくれたのは学生だったと言うので、このアパートの階段の雪かきをしてみようと思いました。

1段1段、階段の雪をすくっては雪をためている場所に持っていきます。
すると、2階から男子学生が降りてきました。
学生は、「ありがとうございます」と会釈して出かけていきました。
「どういたしまして、お互い様です」
私は、にこっと笑って言葉を返しました。