日本雪合戦連盟(JYF)

今日も雪遊びの話題です。
雪が積もった日、雪合戦はダメで、雪だるまやかまくらならよいという学校があったそうです。

雪合戦でけがをする危険性を考えたのだと思います。
しかし、雪合戦による危険性を取り除く方策をあまり考えもしないで全面禁止とは、過度に安全優先だと思います。

ここに、一般社団法人日本雪合戦連盟(JYF)という「スポーツ雪合戦」の組織があることを示しておきます。
http://blank-ex.com/L90494/b100/1201

このスポーツ雪合戦は、北海道の壮瞥(そうべつ)町の町おこしとして始まりました。1988年にルールが考案され、1989年に、初めてのスポーツ雪合戦大会である「第1回昭和新山国際雪合戦」が開催されたのでした。 その後、日本各地で大会が開催されたり、海外でもイベントが開催されたりと、スポーツ雪合戦は日本全国に広がってゆきます。

3月3日と4日には、第5回日本雪合戦選手権大会が長野県白馬村で開催されます。
出場するのは、日本各地の予選を勝ち上がってきた36チームです。

スポーツ雪合戦のルールの大枠は以下の通りです。
http://jyf.or.jp/member/rule/

1チームは7名。選手は雪球を武器に、相手陣地に攻め込みます。
勝敗は、相手陣地内に立てられたフラッグを抜くか、雪球を相手チーム全員に当てることで決まります。
試合は、横36m×縦10mのコートで行われます。
コート内にはシェルターといわれる、身を隠す盾が設置されます。

ドッヂボールに詳しい人なら、「とりでドッヂボール」を知っていると思います。
ドッヂボールのコートの中に、「とりで」となる跳び箱が置いてあって、それを盾にすれば飛んでくるボールから身を守ってくれるのです。 そんな「とりでドッヂボール」のイメージを、この「スポーツ雪合戦」に私は持ちました。(「スポーツ雪合戦」の場合は、相手陣地に入ってよいのですが。)

用具も整備されて安全です。やってみたくなりました。

実は、この日本雪合戦連盟(JYF)は、「スポーツ雪合戦」を、2022年の冬季北京オリンピックに正式種目として採用されることを目指して、運動を展開していまのです。

雪合戦はダメという学校の校長先生は、日本雪合戦連盟という組織の存在とオリンピック種目を目指していることをご存知だったのでしょうか。