81歳でアプリ開発 若宮正子さん

安倍内閣総理大臣の施政方針演説において、若宮正子さんが紹介されています。

若宮正子(まさこ)さんは、八十歳を過ぎてから、コンピュータを学び、ゲームを開発。世界中から注目を集めました。
「人生百年時代、学齢期の教育だけでは不十分です。」
若宮さんはこう述べました。

若宮さんは、学校教育の文脈ではなく、1億総活躍社会の文脈で扱われています。
しかし、プログラミング教育の面で、子供たちに紹介する価値のある方だと思います。

若宮さんがパソコンを始めたのは、60歳をすぎてからです。勤めていた会社を定年で退職したあと、自宅で母親の介護を始めることになったのがきっかけでした。
若宮さんは、外出して友だちとおしゃべりできなくなったので、パソコンを使っておしゃべりをしたいと考えました。そして、独学で使い方をマスターし、パソコン通信のチャットを利用して、友だちとたくさんおしゃべりを楽しむようになりました。

その後、若宮さんは、独自のアイデアでパソコンを楽しく活用するようになりました。ユニークな活用法として注目されたのが、「パソコンを使った手芸」と呼ばれる「Excelアート」です。 これは、Excelのセルを色で塗りつぶしたり、罫線を工夫したりすることで、日本の伝統的な文様を描くのです。
とっても、きれいです。
http://blank-ex.com/L90494/b100/1221

そして、安倍総理大臣が言及したゲームアプリの開発。
81歳にしてアプリを開発しようと思ったきっかけは、「シニアが楽しめるアプリがなかったから」といいます。「若い人が好むゲームアプリは多いが、シニアには難しすぎて楽しめない」と、自分で作ってしまったのです。

アプリ「ひな壇(hinadan)」は、「80過ぎのオババが作ったハイシニアが楽しめるひな壇飾りアプリ」です。とてもシンプルなゲームで、画面上のひな壇に、ひな人形を正しい位置に並べればよいのです。

iphoneのアプリなので、iphoneユーザーの方はぜひ試してほしいです。
私は、androidユーザーなのでできませんが、そんな方のために、YouTubeの映像があります。
http://bit.ly/2Eku9nt

ICTのスキルを手にすることで、いくつになっても人生を豊かにできると思います。
こんな若宮正子のことを、ぜひ教室で紹介してほしいです。