インフルエンザ「流行警報」とは

インフルエンザが流行しています。
私の住む神奈川県にも、インフルエンザ「流行警報」が出ていますが、一体どんな意味があるのでしょう。調べてみました。

流行の判断基準としているのは、「1医療機関あたりのインフルエンザ新規患者数」です。
各自治体に、インフルエンザ流行情報協力医療機関があります。
これら医療機関から1週間ごとのインフルエンザ新規患者数の報告があり、これから各自治体の「1医療機関あたりのインフルエンザ新規患者数」(平均数)を出すわけです。

この「1医療機関あたりのインフルエンザ新規患者数」の数値で、流行のレベルを3段階が分けられます。
これは、国立感染症研究所「感染症情報センター」の流行状況指標です。
インフルエンザ流行情報の基準について 横須賀市
http://bit.ly/2nSuLK8

流行無し
1医療機関あたりの新規患者数0.0〜0.9

流行期
1医療機関あたりの新規患者数1.0を超えると流行期に入ったことになります。
(これは都道府県で1人ではなくて、医療機関ごとに1人です。ですから、かなりの人数だと思います。)

流行注意報
1医療機関あたりの新規患者数10.0〜29.9

流行警報
1医療機関あたりの新規患者数30.0以上

イメージで言うと、熱が出て近所にあるお医者さんに駆けつけ、インフルエンザと診断された新たな患者さんが30人を超えると「流行警報」となるのです。

で、今はどのような状態かと言うと、北海道から沖縄まで全都道府県で「流行警報」なのです。

全都道府県で40を超えています。全国平均は54.33です。
ベスト10は、大分県(77.09)、福岡県(69.96)、埼玉県(68.29)、神奈川県(66.31)、高知県(66.19)、鹿児島県(64.61)、千葉県(63.98)、愛知県(62.52)、山口県(62.28)、佐賀県(59.51)です。

地図は、真っ赤です。ただただ、日本全国真っ赤です。
http://blank-ex.com/L90494/b100/1341 国立感染症研究所

お互い、気を付けて暮らしていきましょう。