ミニ講座を月に2回、平日の夜間にやっていました。
その本年度最後の回を先週に行いました。それは「子どもに大受けするマジック」という講座です。
どうも、教育の講座とは言えませんが、まあ、子ども達の前でマジックをやってみせると、教師の権威!?が少しばかり向上するのは間違いないと思うので、拙いながら講座として組み立ててみました。
さて、その講座における注意事項として、何度もくり返したのが「種明かしをしてはならない」ということです。
私は、お楽しみ会などで、子どもがマジックをやるときにも「絶対に、種明かししてはいけないよ」と言い聞かせていました。
マジックは、目の前で起こる不思議な出来事に対する感激や驚きが、楽しさの核心です。
しかし、種明かしをすることで、その楽しさの核心が失われるのです。
タネを教えてもらって感心する人は少ない。自分に当てはめて考えてみればわかります。
タネがわかったら、感心するどころか「なんだ、そんな簡単なこと」という冷淡な反応になります。
不思議な出来事に対する感激や驚きも急激は、どこかに吹き飛んでしまうのです。
でも、しつこく「教えて」という子もいるかもしれません。
そんなときは、「残念ですが、種明かしすると、マジック界では罰せられるのです。」とか言っておきましょう。