「夏のうしろ」 栗木京子

昨日と同じく、神奈川県立高校の国語の入試問題に、栗木京子さんの作品が掲載されていました。

夏のうしろ、夕日のうしろ、悲しみのうしろにきつと天使ゐるらむ

(「夏のうしろ」 栗木京子)
いい歌だなあと思いました。
そして、くさることなく、じっとがんばろうという気になりました。

栗木京子さんのことを知らなかったので、調べてみました。

代表作は、以下の作品。

観覧車 回れよ回れ … 続きを読む

赤道上にある国は

2月14日に行われた神奈川県立高校の入試問題(全日制)を見ました。
地理の最初の問題で、「あれっ、どうだったっけ」と悩んでしまいました。
http://www.kanaloco.jp/article/310422

問題は、赤道は、世界地図に描かれたABどちらのラインでしょうというものです。
(違う言い方をすれば、「赤道上にある国を言いなさい」になります。)

私は一瞬、詰まってしまいました。
確か、インドネシアやケニアだったはずだと考えたのですが、入試問題の地図を見ると違和感があります。
赤道が真ん中にないのです。

実は、この世界地図がおかしいのです。
南極大陸が省略されているのです。… 続きを読む

砂糖水でも卵は浮くか

板倉聖宣氏は、卵の入った水の中に食塩を溶かしていって、それまで水の中に沈んでいた卵を浮かび上がらせる実験を紹介しています。

やり方は、次のようです。
「コップに卵を入れて、その卵が全部かくれる位の水を注ぎます。こうして、水を注いだだけでは、卵は沈んだままで浮かび上がってこないことを確かめておきます。 そこで、今度はその水の中に食塩を溶かしこむことにします。卵は一度出して、水の中に食塩を入れ、よくかき混ぜます。
(中略)
もう一度コップの中に卵を入れると、今度は卵が食塩水の中で浮かび浮き上がるのを確かめられるでしょう。」
「科学的とはどういうことか」 板倉聖宣(仮説社)

簡単な実験で、コップでできるのでちょっとやってみてください。
子供たちも、海の水には塩が入っていることを知識として知っていますし、海の中のだと楽に浮けることも体験的に知っているので、そこから類推して、卵が食塩水の中で浮くことを導き出します。… 続きを読む