働き方改革、会議は最長1時間半

学校での会議時間は、だいたいどのくらいでしょう。1時間、長くて1時間半だと思います。
私が教務主任を務めていたときは、1時間を目安に職員会議を行っていました。勤務時間内に終わらせるのが常でした。

しかし、研究授業の検討会では、勤務時間をオーバーすることがあったとこは確かです。1時間半を超えていました。
私は、研究主任ではなかったのですが、あのとき何とかならなかったのかと考えてしまいます。

2018年5月22日の福井新聞に、「働き方改革、会議は最長1時間半 福井市教委が具体策、各校へ通知」という記事が掲載されました。 福井新聞 http://supervisor-ex.com/L90494/b100/11371

内容はこうです。
「校内での会議は1時間半を超えないようにし、会議冒頭に終了時間を宣言する。」

本来は、校内での会議は、教務主任を中心に先生たちがコントロールするのですが、もう自分たちでコントロールできる議題の量を超えたということでしょうか。 それとも、先生たちに会議をコントロールする強力な意思が見られないということでしょうか。

残念ながら、そのどちらもだと思います。
それでも、教育委員会の外圧によって、長時間の会議を減らすことにつながったらよいと考えています。

そう、会議冒頭に終了時間を宣言するというのはとても大切です。
リミット・期限があるからこそ、そこに向かって努力するのです。
終了時間を宣言すれば、先生達はこの時刻までに終了させるという意思をもちます。

さて、加えて注目すべきは、PTAに対しても協力を求めていることです。
「PTAを通じ、午後6時以降は緊急時を除き個人的な電話や来校を控えてもらうことや、PTA関連の会議は午後9時までに終えるよう依頼。」

午後6時以降は緊急時を除き個人的な電話や来校を控えてもらうことについては、4/28に大阪市教委の「自動音声ガイダンス」の取り組みとしてメルマガに書きました。 https://goo.gl/pK4dQr

PTA関連の会議は午後9時までに終えるよう依頼というのは画期的だと思います。
かつて、教務主任をしていたとき、区のPTAの幹事校になり、区のPTA会長らの会議を夜間やっていました。
2月に1回ぐらいあったのですが、遅い時は11時近くまで会議をしていました。
私は、校長先生、副校長先生とともに、会議終了まで付き合いました。
思い出すのも嫌な時間でした。

今後、会議の設定について話し合う時に、この福井市教育委員会の事例を出して下さい
・校内の会議は1時間半まで
・午後6時以降は緊急時を除き個人的な電話や来校を控えてもらうこと
・PTA関連の会議は午後9時までに終えるよう依頼

この情報を、ぜひ役立ててほしいです。