今、必要なことを、一つずつ行う

マット・デイモン主演の映画「オデッセイ」は、たった1人火星に取り残された男が、救出を待って生きのびるという物語です。
その主人公のマーチンは、生きのびるために「今、必要なことを、一つずつ行う」のです。

マーチンは、
まず、けがを治療します。
次に、酸素を作ります。
その次に、電気を作ります。
そして、食料(ジャガイモ)を作るのです。

彼は、このように「今、必要なことを、一つずつ行う」のです。

こうして、基地(キャンプ)における生存の基盤を作ってから、マーチンは救出してもらうための問題に取り組みます。

まず、移動手段のローバーを長距離用に改造します。
そして、バッテリー消費を抑えるために、暖房方法を工夫します。
その次に、地球との通信手段を作ります。
そして、火星からの脱出のためのビークルの改造に取り組むのです。

彼は、ここでも「今、必要なことを、一つずつ行う」のです。

マーチンは、地球に帰還した後、宇宙飛行士の訓練生に講義する教官になります。
そこで、彼は訓練生に向けてこう言います。

「まず始めるんだ(問題に取り組むんだ)。問題を1つ解決したら次の問題に取り組む。そうして解決していけば(地球に)帰れる。」

仕事は、いつものように大量に押し寄せてきます。
そうすると、あれもやらなくちゃこれもやらなくちゃという気持ちになります。
しかし、あれもこれもでは、結局1つもできないのです。

そうではなくて、マーチンのように「今、必要なことを、一つずつ行う」ことを心がけていきましょう。