キャッシュレス化は面倒で無駄なことをなくしてくれる

2018年6月24日、五色百人一首神奈川県大会の団体戦を、江ノ島にある私立湘南白百合学園小学校の体育館で開催しました。
例年、横浜鶴見にある大本山総持寺の大広間で開催していたのですが、今年は改修工事が行われているので、湘南白百合学園小学校の体育館をお借りしたのです。

体育館の開催で困ったのは、子供たちに正座をしてもらうことです。防災ずきん持参というわけにもいかず、子供たちに座ってもらうために100円ショップで、座布団を購入して対処することにしました。 ただ、大変申し訳なかったのですが、その実費は参加者に負担してもらうことにしました。

受付で、1人100円の座布団代を集めました。
最終的に、約280人分の500円玉・100円玉・50円玉・10円玉が集まったのです。コインがジャラジャラでした。

私は会計担当ですので、その約280人分のコインを、間違えのないようきちんと数えました。
そして、翌日、銀行のATMを使い、長い時間をかけて一旦銀行口座に入れました。
窓口を使うと、両替の手数料がかかってしまうので、仕方なくそうしたのです。
その上で、引き出しを行って、会計完了でした。

さて、この作業に、約1時間以上かかっています。
正直言うと、ずいぶんと面倒な、あまり楽しくない仕事でした。

しかしながら、私のやったことは、レジの締め仕事として毎日行われていることです。
販売が終わると、お金を数えてレジを締めるのです。そう、販売を始める前には、釣り銭の準備も必要でした。

しかし、これを、お金を使わず、キャッシュレスで乗り切っている店があるのです。
「当店では現金が使えません ご了承ください」
という断り書きがある店です。

この店では、開店前に釣り銭の準備もいりません。
そして、お金をもらって釣り銭を渡すという面倒なお金のやり取りもありません。
そして、閉店後、レジを締めてお金を数えることもないのです。

働く人は最小限の人数でよいし、無人化も可能です。
キャッシュレス化は、面倒で無駄なことをなくしてくれるのです。

百人一首団体戦において、座布団代をキャッシュレスで支払ってくれたら、お金を数えることも銀行に行くこともしなくてよかったのです。 心底、早くそうなってほしいと思っています。

私が考えたようなことを、AIの時代に向かう子供たちにぜひ考えさせてほしいです。
それは意味のあることなのか、意味がないことなのか。
もし意味がなければ、どうすれば解決できるのか、です。