昨日は、「フレーミング効果」について説明しました。
今日は、もう少し絞って、ポジティブなフレーミング効果についてお話しします。
テレビや、チラシでこんなサービスの売り込みを見たことがあると思います。
A:サービスの満足度は95%です
B:サービスの不満度はわずか5%です
どうです。全く同じことを言っているのに、Aの方が売り込みとしていいですね。
サービスに不満を感じる人が5%というのはすごいことだと思いますが、それでも、Aのように「満足度95%」のポジティブな要素にスポットを当てることが大切なのです。
こんなことが言えるのです。
「推奨するサービスや物事を表現するときは、ポジティブな要素にフレーミングするとよい」
ネガティブな要素は扱わないか、できるだ小さく扱うようにします。
こんな例も考えられます。
子供が所属するバスケットチームのメンバーを募集するチラシに、どちらの成績を載せますか。
A:1勝4分け
B:5戦無敗
Aだと、まだまだのチームのように見えますが、Bだと強そうなチームに見えますね。
ぜひ、Bをチラシに載せましょう。
実は、サークルの講座などで配っているこのメルマガのチラシにはこんな文言が入っています。
渡辺喜男のメールマガジン
7/28現在271名が購読しています
これって、購読している人にスポットを当てて、まだの人に購読を促すフレーミングです。
まだまだ、たくさんの人が購読していないことには、わざわざ触れていません。
(ぜひ、このメルマガを知り合いに勧めてくださいね)
学校では、
「推奨する言動を表現するために、ポジティブな要素にフレーミングする」
のです。
提出を促すためには、
「期限前にきちんと提出した人が8名います。」
と誉め、
あいさつを促すためには、
「朝、横断歩道のところに立っていてくれるPTAのお母さんに、たくさんの人があいさつしたそうです。」
と誉めるのです。
このフレーミングは「鉄則」だと思います。