困ったときは「リフレーミング」しよう

フレームによって物事の見方や気持ちが変わるならば、そのフレーム自体を取り換えてしまおうという発想があります。
そう、「リフレーミング」ですね。

リフレーミングでよく提示されるのは、困った子供の性格や行動傾向をリフレーミングすることです。

「落ち着きがない・集中力がない」→「活発・活動的だ」
「いいかげん」→「こだわりがない」
「消極的」→「穏やかだ」
「気が強い」→「積極的だ」
「口下手」→「言葉に慎重」
「こだわりが強い」→「集中力がある」
「しつこい」→「粘り強い」
「あきらめやすい」→「切り替えができる」
「周りを気にする」→「気配りができる」
「よく考えずに動く」→「行動力がある・活動的だ」

まあ、「モノは言いよう」という印象があります。
それでも、先生だったら、この性格や行動傾向をどこかで生かしてやろうと考えなくちゃいけません。
この子が活躍する場を考えるんです。もしくは、作るんです。

リフレーミングはまだあります。
それは、自分にとって困った状況に対してリフレーミングすることです。

例えば、失敗して落ち込んでしまったら、

失敗したのは行動を起こしたということだ。一番いけないのは何もしなかったことで、私はがんばってチャレンジしたんだ。

と、失敗を挑戦した証拠とリフレーミングするのです。

起こってしまった事は消せません。
ただ、未来に向けてその起こってしまった事の見方を変えることができます。
自分がコントロールできないことは多いです。
しかし、コントロールできないことへの見方は自分でコントロールできるのです。

最後に、
困った子供の言葉もリフレーミングしましょう。

めんどくさい→やり方がわからないから、教えてほしい。
いやだ→前に失敗したことあるから、同じやり方だったらいやだ。違うやり方ならいい。

このように、子供の言葉を「翻訳」するのです。
決して、言葉通りに受け取ってはいけません。