もう60歳をこえたのに、私は流れ星を見たことがありませんでした。
小さな時から視力が低く、また、横浜という都会に住んでいたことがあって、暮らしの中で流れ星を見たことがなかったのです。
それは、ずっと心に引っかかっていました。
そして、一度見てみたいと、ずっと思っていました。
満天の星空がどんなものか知っています。
沖縄を旅行したとき、北部の岬に夜出かけたことがありました。そのとき、満天の星空を見上げることができました。
しかし、星は流れず、夢はかないませんでした。
時折、しし座流星群やふたご座流星群といったニュースが流れるたびに心ときめかせ、そして、見ることもなく心をかすかに痛めていました。
そしてこの８月に、ペルセウス座流星群が流れるということを知りました。知ったのは6月半ばでした。
と同時に、我が家に送られてくる旅行会社のチラシに、こんなツアーのお知らせがありました。
往復夜行 1日限定 星空レンジャーと見るペルセウス座流星群ＩＮ白樺湖畔
私は、思い立って、すぐに申し込みました.。
ただし、こんな記述もあったのです。
天候により流星群がご覧いただけない場合があります。
その場合でも返金等はございません。
雨天時は屋内プログラムに変更となる場合があります。
そう、あとは運に身をゆだねたのでした。
さて、流星とは何なのでしょう。
wikipediaによると、
流星とは、流星物質と呼ばれる太陽の周りを公転する小天体が、地球の大気に衝突、突入し発光したものである
とされています。
http://supervisor-ex.com/L90494/b100/12281
小天体と言うと非常にスケールが大きいような感じがしますが、この小天体とは0.1mm以下のごく小さな塵のようなものから、数cmの小石なのです。 ですから、流星とは、わかりやすく言うと燃え尽きた隕石です。
そして、この流星の元の小天体は、太陽を回る彗星から放出された塵で、この塵も太陽を回っているのです。
流星群とは、太陽を回っている塵の帯に地球がぶつかるとき、それを地上から見ると星空のある一点から流星が飛び出すように見えるので、その一点の位置にある星座の名前をとっています。 ペルセウス座流星群とは、「ペルセウス座のある方角から流れる流星」ということです。