「三角食べ」と「稲妻食べ」

「稲妻食べ」というのをご存知ですか。
「三角食べ」というのは知っているけれど、「稲妻食べ」って聞き慣れない言葉だと思います。
調べてみると、この「稲妻食べ」の方が給食指導をする際に、ふさわしいと思ったのでした。

「稲妻食べ」とは、

ごはん・汁物、ごはん・おかずとごはんを中心に稲妻を描くように食べる

食べ方です。
お箸の動きが稲妻のように見えるらしいんですが、イメージがわかりにくいですね。
これは、画像ご覧ください。

でも、この「稲妻食べ」は、特別なことではなく、普段家庭でやっていることだと思います。
ご飯を中心に、おかずを食べたらごはんを食べて、味噌汁を食べたらごはんを食べて・・・
とにかく、私にとっては普通の食べ方です。

一方、
「三角食べ」というのは

ごはんからおかず、おかずから汁物、汁物からごはんと三角を描くように食べる

食べ方です。

でも、
こんな順番を決めて、ぐるぐる回るように食べるかというと、そんなことないですよね。

調べると、
「三角食べ」は、この頃「ばっかり食べ」と対比させて言われることが多いようです。

確かにいましたね。
まるで洋食のフルコースのように、一番最初にお味噌汁だけを全部食べてしまう子。
おかずと汁物を食べて、最後に残ったご飯だけを食べる子。

こんな「ばっかり食べ」の子には「三角食べ」という言葉で、「バランスよく食べようね」と少しばかり指導するのだと思います。

でも、やっぱり、「三角食べ」ではなく「稲妻食べ」がふさわしいです。
もっとも、この「稲妻食べ」というネーミングは変えてほしいです。