私はツイてる

先週、私にとって重要な会議がありました。
東京で行われるので、早めに家を出て、バス停で駅までのバスを待っていました。
ほどなくバスはやってきました。まだまだ、時間に余裕があります。
ところが、やってきたバスに乗ろうとしてステップに足をかけたその途端、スラックスの股のところがビリビリと破れたのです。
おおっ、やっちまった!
私は、すぐさまバスを降りて、股のところを押さえながら、急ぎ足で家にスラックスを替えに戻りました。

その戻る途中、思い出したのが、次の斎藤一人さんの言葉です。

ところで、あなたはツイてる人間ですか?
では、あなたの「ツキ」具合をチェックしてみましょう。
ある朝、出がけにゲタの鼻緒がプツンと切れてしまいました。
「あっ、出がけに鼻緒が切れるなんて縁起が悪い」
と思った人は、否定的な人、「ツイていない」人です。
「ただ鼻緒が切れただけだ。寿命だったんだな」
と、思うぐらいでは、普通の人。
「出がけに鼻緒が切れてよかった。これが出先だったひどい目にあっていたよ。今ならすぐつなげるよ」
「あぁ、ツイてる。別のゲタでも履いていこう」
と、言える人が、ツイてる人間です。
「変な人の書いたツイてる話」 斎藤一人

そうだ、そうだ。ツイてる。
これが、みんながいる会議の場や電車の中だったら大変だった。
バスに乗る前に破れてくれて助かった。
早めに動き出したから、まだだいじょうぶ。

私はスラックスを替え、タクシーを使って駅に向かったのでした。
もちろん、会議には間に合いました。
よかった、よかった。