荒れているクラスの共通点は、教室が汚いこと

実は、若いときから、放課後、誰もいない他のクラスの教室をのぞいていました。
職員室にもどるついでに、ちらっと中に入って、気になる先生の教室の掲示物や机の配置などをチェックしていたのです。
まあ、いい趣味ではないかもしれません。

私の気になる先生は、授業が上手な先生と荒れているクラスの先生でした。

荒れているクラスの共通点は、教室が汚いことです。

子供が帰った教室に、落し物がたくさん落ちています。
鉛筆、消しゴム、キャップ、定規など、そして、プリント、お便り、その他のごみ。

そして、机が曲がっています。「ひん曲がっている」とでも言いたいくらい曲がっています。
もちろん、黒板が汚れています。授業の板書がまともに消されていたことは一度もありません。

自分のクラスが乱れていた時、教室が他のクラスと比べて汚いことはありませんでした。
乱れたと言っても、そこそこ掃除も行っていました。
そして、机を整頓してから、帰りの挨拶をしていたので机が曲がっているということもありませんでした。
だから、放課後、教室が乱れに乱れた状態のままであることはなかったのです。

しかし、それでも、放課後、教室を掃除していた時期がありました。
子供たちへの対応で、心が疲れきっていたからです。
ほうきで教室を掃き、汚れているところを無心に雑巾がけすることで、心を整えることができたのです。

「今日は今日。今日のいやなことは掃除をして消し去ったから、明日はだいじょうぶ。」と思っていました。

教室が汚れていたら、放課後、掃除をしましょう。
教室も心もすっきりしますよ。