宿題の量は学年×10分が目安になる

2018/11/13

今年の1月、「宿題は学力向上に効果がない」というアメリカ発の情報が流れました。
しかし、これは全く逆の誤訳だったのです。

その元記事のリード文は以下です。

HOMEWORK HELPS STUDENTS SUCCEED IN SCHOOL, AS LONG AS THERE ISN’T TOO MUCH https://today.duke.edu/2006/03/homework.html

これは、

「宿題は、多すぎない限りは、学生が学校で成功するのを役立つ」

ですよね。

この元記事を訳したサイトによると、論文の著者のクーパー教授の研究結果は他にもあります。
http://supervisor-ex.com/L90494/b300/13131

・研究で得られた最終結論は「多すぎない宿題は効果的」

・宿題は学習の重要な一過程だ

・年齢が上がるほど宿題は効果的になる

・小学生に宿題を課すのは時間管理と勉強の習慣を身につけさせる意味合いのほうが強い

・小学生の宿題は少なめにするべきだ

また、クーパー教授は別の発表で

・宿題の量は学年×10分が目安になる

と主張しているのです。
これは、小学1年生ならば10分、6年生なら60分ということです。
これは、ずんぶん前から、家庭学習(宿題ではないですよ)の目安として向山洋一氏が提唱していることと一致しています。

ぜひ、懇談会の話題として、クーパー教授、向山洋一氏の研究結果・提唱を取り上げてください。
時間のの目安として、とってもわかりやすいです。