「第2志望では納得できない」病と呼ばれる保護者の心の病態?の記事がありました。
それは、中学受験をして、第1志望でない学校に行った子の保護者のさみしい言動なのです。
ある私立中学校の教員は、ため息混じりに教えてくれた。
「入学するなり、本校に対する不満ばかり言う保護者がいた。
どうもうちが第1志望ではなかったらしい。
親がそうなら子もそうなる。
親子で散々本校の悪口を言った挙げ句、5月には地元の公立中学に転校した。」
プレジデントオンライン http://supervisor-ex.com/L90494/b300/13491
横浜では、6年生を担任すると、クラスに必ず私立中学を受験する子がいます。
3、4人ということもあれば、クラスの1/3が受験することもあります。
もちろん、受験するからには、一番行きたい・行かせたい第1志望の学校があるでしょうが、望みがすべてかなうわけではありません。 かなわない方が多いのです。
ですから、私は、6年生を担任して中学を受験することを知ると、その子の保護者との個人面談の際に、こんなことを必ず言っていました。
「受かった学校が1番いい学校」
です。
「これから、一生懸命勉強して中学受験をしていきますね。もう第1志望、第2志望、第3志望の学校は決まっていますか。
でも、みんながみんな第1志望の学校に行けるとは限りません。勝負は時の運ということもあります。
けれども、これは必ず言えます。
受かった学校が1番いい学校です。
どの学校に行っても、お金や時間をかけただけのすばらしい先生がいて、すばらしい設備があって、無理のない中高一貫のカリキュラムがあります。 受かった学校が1番いい学校です。
きっとすばらしい中学校生活が待っています。」
こんなことを、繰り返し繰り返し、保護者に私は言っていました。
ホントは、
「どこの学校に行くかはわからないけれど、どこの学校でも、この子が行ったら、きっと楽しくて、いい学校になります。」
と言ってくれる保護者がいるといいなあ、と思っています。
ホントは、
「どこの学校に行くかはわからないけれど、どこの学校でも、この子が行ったら、きっと楽しくて、いい学校になります。」
と言ってくれる保護者がいるといいなあ、と思っています。
私は渡辺先生のこのコメントを読んで思いました。
そんな事を言える保護者や子ども、教員も…です。
教育、今日も頑張ります!ありがとうございました。
今、六年生の受験生はピリピリした感じなのだと思います。
子供だけでなく保護者もピリピリしているので、ゆったりとした心の有り様もあるのだと伝えたいです。
もちろん、応援の姿勢も届けるのですが。
学校もしかり、現実を受け入れて、全てをそうやって思えたら、自分はもちろんみんな幸せなんですけどね。
渡辺先生の「受かった学校が1番いい学校」というフレーズが好きです。