12/23に、ADHDのようにワーキングメモリーが小さい、例えば1つしかない子に指示を出すときは、
「指示を一つずつ出す」
ことが鉄則だということを話しました。
このことは、逆に考えると、
ADHDの子が集中していないときは、教師が、
「たくさんことを話していないか」
反省した方がよいということです。
話題があれこれ変わり、いくつにもなったら、もうおわかりでしょうが、ADHDの子は最初に話したことなどスッカリ忘れてしまっています。 ですから、
「一つずつ話す」(指示を一つずつ出す)
ことを、今一度、確認していきましょう。
そして、この「一つずつ話す」と似ているのですが、
ADHDの子が集中していないときは、教師が、
「長く話していないか」
反省した方がよいです。
よく、朝礼における校長先生の話の長さが話題になります。
ときには、「校長先生の話が長くて、朝礼で子どもが3人倒れちゃった」なんてことを、昔、ちらっと耳にしたことがあります。
楽しい話ならまだしも、楽しくない話を長く聞かされるのは、教師だって苦痛です。
私は、2校目の学校では、朝礼のたびに、校長先生の話を腕時計のストップウォッチ機能を使って測っていました。
だって、非常に校長先生の話がつまらなかったんです。
そうしたら、卒業文集の「先生の正体?」のページで、「朝礼のたびに、校長先生の話を測っている」なんてバラされてしまいました。
「短く話す」
これも、ADHDの子が集中していないとき、チェックするポイントです。
それにしても、話が長い校長先生が多いです。自覚しているのかなあ。
話の長さにプラスして、おじさんの「え~っ」、おばさんの「あの~」、若い子の「えっと~」も気になります。