ADHDの子を学習に集中させるためには、教室前面をスッキリさせるなどの「教室の環境を調整」とともに、その子の席をどこにするかがかなり重要となります。
かつて、かなり衝動性が高いADHDの子を担任したとき、始業式のときから3日ほど出席番号順の席にしていて、トラブルが頻発したことがありました。 それは、ADHDの子が前の子の背中を突ついたり、髪の毛を引っ張ったりすることから起こったトラブルだったのです。
すぐに、席替えを行い、そのADHDの子を一番前の席にしました。
すると、トラブルはピタッと起こらなくなったのです。
その子は黒板を見るよりも、前の席の子に見てしまい、気を取られてしまっていたのです。
自分の視界に入るものが気になって、学習に集中できなくなることはADHDの子にはありがちです。
ですから、視界に入るものを学習に関連するものに限定してあげるのです。
「ADHDの子の席は一番前」
これは、鉄則です。… 続きを読む