昨日紹介した、
・「記念誌的作文指導」でない
・どんな子にも作文技術が身につく
作文の指導過程を、村野先生は
「うつす・なおす・つくる」の3ステップ
と呼んでいます。
1 (教科書の)例文を写す(型を理解する)
↓
2 型にしたがって、一部だけ実作する
↓
3 型にしたがって、全部を実作する。
この指導過程のことです。
どんなものか、見てください。
STEP1は、視写です。
そっくりそのまま写します。
簡単ですが、もちろん、こまめにチェックを入れます。
STEP2は、前半は視写ですが、後半は自作します。
?の型にしたがって、?と?を書けばよいので、どの子も書けるようになります。
STEP3は、実作です。
自分で資料にある記号の中から選んで書いていきます。
すでに、視写で4回、自分で2回書いていますので、そんなに難しくないです。
ここで大切なのは、このSTEP1〜STEP3の1回で終わるのではなく、次の時間も、この型を使って異なる内容で書くということです。 「多作」なのです。
「多作」で習熟をはかっていきます。
繰り返しますが、「記念誌的作文指導」しても、作文の技術は身につきません。
1つに短い時間しかかけずに、その代り、たくさんの作文を書くのです。
「“うつす・なおす・つくる”の3ステップ スラスラ書ける作文ワーク厳選44」村野 聡 学芸みらい社
型を使った作文の技術を身につけて、子供たちは楽しい作文をジャンジャン書いていきます。