「手戻り」という言葉は学校では耳慣れない言葉ですが、近頃では、企業では一般的に使われている言葉です。
「手戻りとは、ある作業工程の途中で大きな問題が発見され、前の段階に戻ってやり直すこと。」
http://supervisor-ex.com/L90494/b300/13801
要は、「仕事が終わった!」と思ったら、突っ返されてやり直しということです。
実は、サークルメンバーに仕事を頼んだら、「手戻り」の事態が起こってしまったのです。
サークルメンバーに頼んだのは、五色百人一首大会の参加賞です。
一人ひとりに名前入りで記念として贈呈するA5版の小さなものです。
こんな参加賞はこれまで作ったことがなかったので、参考になるものがありません。
強いて言えば、私は横浜市で大会に参加するともらえる参加賞をイメージしていたのです。
私は、2月も前から、折りにふれて「そろそろ、作って」と言っていました。
間際になるといやだからです。
しかし、他のことが忙しいらしく、なかなか作ってくれません。
そして、先日、大会まで1ヶ月となったとき、「渡辺先生、できました。」とそのサークルメンバーが見せてくれました。
「やった。ありがとう。」
と、その参加賞を見てみると、ド派手なキャラクターが跳びはねているカラフルなものだったのです。
ありゃりゃ。
私は、申し訳ないけれど、それでは使えません。
シックなものに作り変えるよう指示しました。
はいっ、「手戻り」発生です。
こんな「手戻り」がたくさん発生するから、残業が発生し、仕事が終わらないのです。
反省。
「成果物のイメージを合わせる」
はじめに、どんな参加賞を作るのか、イメージのすり合わせをするべきでした。
「手戻りは、仕事の上流で防げ」です。
「職場の問題地図」 沢渡あまね
言葉自体は、学校ではまだあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、日常場面では結構あるかもと思いました。
今回の事例のように、芸術分野で多いのでは?
女性なら、ヘアサロンが良い例です。
上司と部下、そして、同じグループメンバーと、成果物のイメージを共有しておくのが、手間だけれど、結局、早いのですね。
イメージのすり合わせです。
「手戻り」初めて知った言葉です。子どもたちにゴールを示すように、仕事でもゴールを示すことが大切なのだと思いました。