お年玉もキャッシュレス

年始めのニュースで、少しばかりびっくりしたものがあったので、紹介します。
近頃、現金ではなく、キャッシュレスで、支払うことが増えてきました。
そのキャッシュレスのスマホサービスを使って、お年玉を子供にあげている人たちがいるというニュースです。

「子どものお小遣いやお年玉にも「キャッシュレス」が広がりつつある。手軽さに加え、子どもが何に使ったか確認できる点が保護者に人気だという。その反面、金銭感覚が身につきにくくなったり、不正利用されたりする恐れもあり、専門家は「キャッシュレス時代に合わせた金銭教育が必要」と指摘する。スマホに「お年玉入れといたよ。使いすぎたらあかんよ」兵庫県三田市の主婦(29)は今年の正月、「LINEライン Payペイ」を使って小学1年の長女(7)のスマートフォンにお年玉2000円を送った。小学校入学を機にスマホを買い与え、月500円のお小遣いもスマホに渡しているという。(後略)」 YOMIURI ONLINE http://supervisor-ex.com/L90494/b300/13851

うーむ。
確かに合理的なのでしょうが、お年玉の捉えが、あまりにも「お金をあげる・お小遣い」です。
お年玉の元の意味を考えると、なんだかなーと思うのです。

現在のお年玉はお金ですが、もともとはお餅だったのです。
お餅といっても、ただのお餅ではなく、年神様の「魂」が入ったお餅です。
お正月は、年の初めに年神様から、新年の「魂(玉)」を分けてもらい、1年分の活力をいただく行事なのです。
そのお餅(お年玉)は、いつからかお金になりました。

「1年間、元気でやりなさいね」という気持ちを込めて、お年玉を子供にあげる。

そんな気持ちは、「LINEライン Payペイ」にこめにくいかなあ。

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